mina’s blog

二児の母。アメリカのユタ州/コロラド州で応用行動分析(ABA)を駆使して国際認定行動分析士(BCBA)、ユタ州認定行動分析士(LBA)としてアメリカをベースに活動中!ユタ大学特殊体育修士号。フロリダ工科大学ABA 大学院コース終了。問題行動児大好き🌱 minafujiwara42@gmail.com 

猫のピート。続。

以前(2/28/2019)の「3回同じことをいわないとやらない」の回でうちの娘がやり始めた猫のピート法をブログしたんですが、その続編です😊

 

猫のピート法(私が勝手につけた名前です😅)の最終目的は「一人で朝晩の準備ができるようになる」です。

 

猫のピートが出来上がっていくのと、

自分の準備の進行具合を照らし合わせて目で見て分かる様にする事で、親(私と旦那さん)から急かされたり怒られたりするネガテイブなコミュニケーションを防ぐ事でした。

 

ピートを使っていくうちに、大分リズムができてきてきたなと思っていた矢先。

 

うちの子、ピートを覗き込んで約10分。

 

えええええ?!

何やってんの〜?

聞いてみました。

私「さっきから何やってるの?」

娘「あのねー、どれにしようかな〜って考えてたの💙」

 

おいっっっ!

 

今度はそこか!!!

 

という訳で、娘と協議しながらピートに番号をつけました。

これで「どれにしよっかなー💙」は解消できます。

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そうなんです。

何か目で見て分かりやすいツールを作ってあげてもそれが終わりではないんです。

それが始まりですから。

これらのツールは、その子や大人の行動改善の手助けです。

なので、その「ツールを使う」と言う事自体両者にとって新しい「環境」な訳です。

それらに馴染める様に、ツールを使い始めてから、どれくらいできる様になっているのかを見てあげて、それに合わせてツール自体をちょっといじってあげる必要があったりします。

そして、一番忘れてはいけないのが。

最終目標

一人でできるようになること。

 

ツールを上手く使えるようになる事が目的ではないので、出来るだけ早い段階で、このツールとおさらばしなければいけません👌

 

ピートを使い始めて、

うちの娘はやっと自分でピートを持ってきて何ができていて何ができていないかを確認できる様になってきました。

それに伴って私の声掛けも

「ピートは?」

から

「今何番?」

になってきました。

 

彼女も私も

「ピートを使う」と言う新しい方法(環境)に馴染んできたんですね。

 

次は、ピートとおさらばする段階です。

 

彼女は今の段階で何番かまとめて準備をして一気にピートを仕上げると言うところまで来ています。

例えば、1番から4番までまとめてやるなどです。

これは、おさらばの段階の初期段階です。

これが身につけば1〜4番までを一つの括りと見れるようになるので、そうすると今9番まであるので、

それまでは9個あった

「やらなければいけない事」

が6個と感じることができる。

9段階が6段階に格上げです🙆‍♀️

 

そして、最近自分から

「ピートなしでやってみたい」

と申し出てくれました!!

 

自分で自分の行動に責任を持とうとして瞬間です。

 

もちろんそれに快諾して、やってみました。

 

少しだけ指示はしましたが、ピートなしでできました🙆🏻‍♀️

 

それから数週間は、

「今日もピートなしでやってみる!!」と🙆🏻‍♀️

ここ数日は、一人で起きて、旦那さんと朝のお散歩に出かけるほど✨

大丈夫かな、こんなに飛ばして😅

と言う心配はありますが、先ずできるところまでやらせてみたいと思います😊

 

そしてこの次は、これを維持すること。

これから彼女がどの程度伸びていくのかは未知ですが、私が朝から怒鳴り散らす回数は劇的に減ったのは事実です👏👏👏

これ非常に大事。

 

さて、次は何故か今反抗期に入った5歳の下の子の行動を分析してみようかな🤣

 

と言うわけで、今日はこの辺で🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️