mina’s blog

二児の母。アメリカのユタ州/コロラド州で応用行動分析(ABA)を駆使して国際認定行動分析士(BCBA)、ユタ州認定行動分析士(LBA)としてアメリカをベースに活動中!ユタ大学特殊体育修士号。フロリダ工科大学ABA 大学院コース終了。問題行動児大好き🌱 minafujiwara42@gmail.com 

記録(データ)について🤩

私、算数はあまり得意ではないんですが、データを取るのはすごく好きなんです😆

 

あ、全然関係ないんですが、今日 約数週間振りに復活後初 家族みんなで山へ上がってきました🏔

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非常に綺麗で、写っているのは下の娘だけなんですが、家族みんなでキャッキャ言いながら山の中のいい空気を沢山吸ってきました🤩🤩

因みに、この後暫くして 彼女はお漏らしをしたと言う落ちです🤣🤣🤣

 

あ、それで 話を戻します😅

 

ABA(応用行動分析)は基本 データ(記録)を取ってそれを分析すると言う重要なステップがあるんです。

何でかと言うと、私達BCBAはbefore/after みたいな何か手助けを始める前後でどれだけ良くなってるか、何も変わっていないか、若しくは良くなっていないかを提示してこその「分析士」になる訳で、分析しないんだったら分析士って言うな!って言われちゃいます😂

それとアメリカでは、健康保険制度が日本とは全く違っていて、ABAの療育もある決められた診断名が付いていたら保険が効きます。

となると、保険会社だって何かしら根拠のしっかりした「記録」がないとホイホイとお金💰は出せないじゃないですか。

しかも半年か若しくは一年単位でその子の成長具合を詳しくデータ化したレポートにして提出しないと次期分のお金も降りません。それに加えて、そのデータがしっかりチェックされ、ダメ出しまでされ、直してもダメだと🙅‍♀️却下されます。

逆に言うと、ABAがしっかりデータ重きでやって来ていたので、保険が降りるまでに社会が認めてくれたのだと思います。

更に今年の1月からは今までの保険制度がガラッと変わり、データの取り方や内容がぐんと厳しくなりました。

ある意味いい事だなって思うんですよ。

だって人の人生にどっぷり関わっているんですから。

うちの可愛いスタッフ達も皆んな一生懸命データ取ってくれています!

うちはスタッフとスーパーバイザー全員にiPadが充てがわれ、スタッフはスーパーバイザーが作った指導計画とプログラムに沿ってじゃんじゃんデータを取り、それを私達スーパーバイザーが常にチェックして子供達の伸び具合に合わせて、内容を変えたり足したり引いたりしている訳ですよ。

これがまた面白い!

「うわっっっ!全然良くなってないじゃん😩」

って言うプログラムには色々調べ直したり実際にスタッフの指導の仕方を見直しつつ、違う方法を取り入れたりする訳です

スタッフの指導も頻繁で義務付けられています。

 

その違う方法を取り入れた日にはグラフに📈縦に線を引き、ここからは違う方法を取り入れましたって書いておくんです。

んで、そこからまたどんな感じになっていくかを少し様子を見る👀

それがまたそこら辺を境にぐーーーーん!!と伸びちゃっているとこっちのモチベーションもぐーーーーんと上がる上がる上がる⬆︎⬆︎

データを取る事のいいところは、彼らの進歩だけじゃなくて、それに伴ってこっちのやる気もあげられる!!

しかも、今後の計画を立てやすくなるって言うことです。

データはパターンを読み取る一つの手段ですなんですね。

目で見えるって非常に便利で効果的です。

 

例えばこんな感じである一定の時期を境にぐうーーーん!!!!と下がっちゃっている🤩

この場合すんごいいい!!!って事なんです。

こう言うグラフを見ると📉

テンションめっちゃ⬆︎⬆︎⬆︎🤩🤩🤩

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この折れ線グラフを見て、「下がってたらオッケー👌って事なんだよ」

って言われると、英語とか関係なくぱっと見 メチャ良くなっているのが分かりますね👍

これが目で見える様にする一番のいいところ!!

 

それと、BCBAは他の専門家と仕事をする事がよくあって。

例えば、精神科のお医者さん。

私達は色々な検査はしますがそれら全ては行動分析に特化したもので、診断や病名、お薬の処方は一切しません。

なので、お薬に関してはお医者様にお願いするんですが、それに関してもABAは使われます。

例えば、精神科のドクターが

👨‍⚕️「じゃあ、明日からこの薬を朝晩💊飲んで下さい。」

って言うとします。そしたら、例によってグラフにその日に縦線をつける。

そして、その日から「◯◯と言うお薬始まる」と印を書いておく。

で、その薬が始まった日から問題行動がどんなふうに変化しているかを分析する訳ですわ。

これがまた面白いったら!!

薬の日から顕著に行動が良くなっていく子もいたり、ぜーんぜん変わらない子もいたり。

それを持って、次のお医者様の日に親御さん達と一緒に行く。

んで、その結果を見てもらって、お医者様の次の決断の参考にしてもらう訳です。

データの取り方は単純に1、2、3、4、5って数えるのから複雑なものまで様々。

行動の何が知りたいかによってどんな記録の取り方になるかが決まる訳ですね。

 

それでは、今日はこの辺で🙇🏻‍♀️

 

minafujiwara42@gmail.com