逃げる、叫ぶ、嫌がる。
この子は言葉は話せるんですが、言語の発達は遅かったんですね。
センターに来て間もない頃、
この子の問題行動は、なんと言っても、
逃げる、叫ぶ、嫌がる。
です☺️
スンゴイかわいい子💕
見る度にむぎゅ〜〜っとしたくなる♥️
そして見る度に、
逃げてるか、
叫んでるか、
嫌がってるんです😅
ほぼ全く言う事を聞かない。
しかも話せるはずなのに、話さない。
目も合わせない。
スタッフはお手上げ状態😩
でも。
わたし、
こう言う子、
大好き過ぎる〜〜♥️
こう言う問題行動は、
大抵の場合、子供にしてみたら、コミュニケーションの一つなんです😀
で、
その子の行動観察開始!!
これがまた面白い。
明らかにスタッフに対して意思を伝えてる!
その中ではっきりしているのは、その子の意思が全く伝わっていない😆
私達とは違う情報伝達の方法を使っているので非常に伝わりにくい。
と言うか、効率が悪すぎてウケる。。。
なので、スタッフがスンゴイ困ってて、
それを見ているだけで笑えてくる(ゴメーン🙏)
😆
どんな状況かと言うと。
スタッフが「おかたずけの時間だよ〜😊」
と言う。
それを聞いて、その子はそれを無視して逃げる💨
連れ戻しに行ったスタッフの言う事を聞かないで、
叫ぶ💥
そして、あれこれ手を尽くしているスタッフの指示を嫌がり、
叫んで💥
逃げる💨💨
の繰り返し。
スタッフはお手上げ🤷♀️🤷♀️🤷♀️
面白い。
面白すぎる。。。
この子はさっきからずーっと、
「お片づけしたくないよー。まだ遊びたいよー。それに、お片づけなんてそんな無理難題できる訳ないよー!」
と、
この子なりの方法で表現んしているですが、
ぜっぜん伝わってない!
それで、分かっちゃった!
って言うか、初めから予想通りなんですが、
行動分析には与えられた
課題をこなす為の労力が、
課題をこなした後のご褒美や満足感より高いと、
課題をこなす為の行動が起きないと言う定義があります。
これ英語でマッチング ローMatching Law
って言います。
この子にとって恐らく、
「お片づけをしなさい」
と言う指示は途方もなく
大きな「課題」
だったんでしょうね。
片付けるくらいなら、逃げてやる💨💨
と、言う訳で
その課題から逃れる為の「逃避」の行動に出た訳ですよ。
走って逃げるって、かけっこしてるのと変わらないから、明らかに簡単じゃないですか。
そこで、
一部始終を影でストーカーしていた私登場っ✨
逃げる、と言う行動より
お片づけをサッサと済ませる方が「楽」と言う環境を作っちゃえばいい訳です。
ここでのポイントは、
言ってもやらないので、
言葉では説明しないという事。
1。その子の近くにお片づけをする物を持って行く。
2。「これをこの中に入れるよ」
と言って一緒に入れる。
3。次に私がその子にお片づけをする物を手渡して、「この中に入れて」と言う。
すると、ポイっと入れる。
で、
4。褒める!
5。「あっちにもあるね〜」
と言ってその子の手を引いて残りのお片づけの場所まで行く(子供の足でも5歩くらい)。
6。残りを一緒にササっと片付けてしまって、
7。「ハイ、お片づけおしまーい!!遊んでおいで〜〜!!」
と送り出す。
この間、凡そ2分。
今まで20分以上格闘していたスタッフ、仰天😳
子供が言う事を聞かないときは、大概このマッチング ローが逆になってる時なんですね。
だから、その環境を変えてあげて、
しかも、
「私が出す指示は結構簡単よ」
と言う概念と結びつかせる事を繰り返すことで、後々もう少し難しい課題を出しても、
「みなの出す指示なら達成できるはずだ」
と思い込んで、結構やってくれるようになったりする事が多い😊
でも、この子はまだ逃げる行動がこれで完全になくなったかと言ったら、そうではなくって。
例えば、
別のスタッフだったり、
別の状況だと勿論まだ逃げます。
なので、ここから大事なのはこの方法で「お片づけ」ができる様になるまで、楽しく繰り返し繰り返して行くことです。
「楽しい」は非常に大事です。
だって「楽しくない」に自ら進んで従う子供ってそう滅多にいません。
今目の前の「教える機会」が大変でも、
行く行くは必ず身になるはずだ、
と、
子供達の将来を見越して接していると、
「楽になったね〜」言い換えると、
「うわ!こんな事も出来るようになったのね〜!」
と思える瞬間はきっと来るのかなと思って信じてやっています😌
と言う訳で、
寝かしつけ中だったの次女が眠ってくれたところで。
ママ 解放されたー!
と言うわけで残りの片付け物やってきまーす👌
🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️