笑っていても怖がっている。
まさか令和一発目がこの話題になるとは。。。🤩🤩
ABA(応用行動分析)では、目に見える行動と頭で考えていることや感情は必ずしも一致する訳ではないと考えているんです。
例えば。
この子は学校で大暴れする子だったんです。
初めは、ふざけて遊んでただけなんですが、
それがそれがエスカレートして、先生に注意される。
でもやめない。
やめないので、注意する方もエスカレートする、と言う悪循環。
で、ついに職員室で大暴れ!!!
男性職員5人がかりで止めにかかり、羽交い締め😱
そして、何と学校付属の警察官👮♀️まで出てくると言う大騒動。
アメリカの学校には学校に常勤または非常勤の警察がいる学校があるんです。
それでもその子は暴れる事を止めず、事もあろうにその警察官はその子に手錠を掛けてしまい、パトカー🚔へ連行😩😩😩
おいおいおいおいおい。。。
私がこの騒動を知ったのはその騒動が全てが終わってから。
なんてこった🤦🏻♀️
その子に聞きました。
「今日学校であった事聞いたよ。大丈夫?」
そして、この子は笑いながらこう言ったんです。
「凄く怖かったよ〜〜😆」
この子は決してふざけている訳じゃないなんです!!!
初めから本当は物凄く怖かったんです😰
大人がその子を叱った時からずっと。
目に見えている行動(このケースの場合、この子の表情)と感情が一致していない。
では先ず、なぜやめれなかったか。
「ふざけるのをやめなさい!」
って止める行動しか言われていないので、
「何もしない」と言う事がどういうことか理解できなかったんです。
「ふざけるのをやめななさい」
じゃなく
「こっちに来て一緒に座ろう」
の方が
「何かをする」行動なのでその子も悪ふざけを止める事が出来たのかもしれません。
で、話を戻すと、
笑っているから楽しい、嬉しい、幸せ、
とは限らないと言う事です。
よくドラマなどでヤンチャな子が怒られて
「うるせー😤😤」
何て言っているシーンがありますが、
「本当にうるさいわ〜」
「そっち行ってて欲しいわ〜」
と考えているかと言うと、意外と注目が欲しくてそう言っていることがありますね。
この場合は怒っていると見せかけて、実は構って欲しいのかもしれません。
なのでこのパターンも感情と行動や表情が一致できていないんですね。
事例の子は、表情と感情が一致していない事が分かったので、この子の年齢やレベルを考慮して、心理カウンセラーと相談をして、カウンセリングの中でこのギャップを埋めていくと言う方法を取ることにしました。
やっぱり「感情」関係に関しては心理カウンセラーやセラピストは凄いです✨✨
週一回のカウンセリングでその子の表情と感情のギャップが少しずつ埋まって行きました。
「感情」は目に見えないから、こちら側から目に見える「行動」だけで判断しがちになるんですが、実はもっとしなくちゃいけない事があるんですね。
例えば。
指示の出し方。
do(すること)を言っているか。
例:「こっちに歩いておいで」など。
それともdon’t(しないこと)を言っているのか。
例:「走らない!!」など。
などなどなど。
例をあげればキリがないんですが。
「DO」を指示するって結構難しい!!!
私も家では子供達に
「うるさあぁぁぁい!!」
って怒鳴ることもあるし、
「やめなさあぁぁぁい!!!」
ってdon'tを言っていることだってよくある😅
そんな中から少しずつ自分でDOを言えるように、今自分が置かれている感情と環境を少し他人目線で見たりして、修正しています😊
この社会は日本やアメリカ関係なく、
「don't」で指示を出すことが多い。
前述した「〜〜やめなさい!」などですね。
勿論、その特定の行動を止めさせる事に集中しなければいけない場合はあるので一概にdon'tがいけないと言う事にはならないんですが^_^
皆さんもDOを出来るだけシンプルに優しく指示を出してみて下さい。
もしかしたら以外とすんなり行くこともあるかもしれません🤗🤗
あ、これ、子供に対してだけじゃなく、旦那様や奥様、彼氏彼女さん、部下の方などにも効果あるかもしれません♥️✌️
では🙇🏻♀️