逃避型問題行動 Part II
他の例もあるんです(昨日の続きです)。
この子も、スタッフが何を言っても「やだ!」から全ての会話が始まる子でした。
今までは無理矢理やらなければいけないことを押し付けられていて、スタッフとの関係もあまり良くなかった😞
ほぼ全ての会話がネガティブでした。
これはどうしたもんかと思っていたんです。
それで、ある日。
スタッフがその子に言ったんです
「お勉強の時間だよ」。
勿論、反応は「やだあぁー!!」です。
おー!始まったな!
と思って観察することにしたんです😌
スタッフ「やだじゃないでしょ。お勉強の時間よ!」
と言ってその子に近づき始めます。
その子は後ずさりで逃げようとしています。
{わ!面白くなってきちゃった}
と思ってまだ観察中😌
スタッフは別のスタッフに挟み撃ちをするように促します。
{ふえ~!そんなことしたら大変だわ}
と思いつつまだ観察中😌
二人のスタッフに挟み撃ちされたその子は、近くにあった物手当たり次第にスタッフに投げつけ始め、スタッフはそれをやめさせる為にその子を抑えようとし始めました。
{うぇ!こりゃダメだ}
で、✨✨私登場✨✨
私「先ず、みんなこの子から離れよー。」
スタッフ「は???こんなに暴れてるのに何もしないの?」
私「何もしないの☺️ 先ず離れてー。それぞれの持ち場に戻ってー。みんな、去るよ~!」
❓❓❓❓❓
なスタッフをよそに、お勉強の部屋でその子を待つ作戦。
何もしないんですね👍
案の定、その子は2分後には来ました👏👏
何もしないが最良の策の時ももあるんです!!
そして、初めからスタッフとその子の行動がエスカレートするだろうと言うのも想定内でした。
スタッフには何もしない方法は既に指導済みだったんです。
それでも、中々データとして効果が上がってこない。
これは、私のスタッフトレーニング力のなさだなと思い、私がやり方を見せてあげる方法を取ることにしたんです。
この日は念願の私の腕の見せ所だったんですー🤩🤩💪
その子は、コミュニケーション能力も学力も年齢と比べると格段に劣っている子で、
「言って聞かせる」は通用しない子でした。
多くの人間は「話す」能力を持っていて、言葉で話す、聞くと言う方法で口語のコミュニケーション能力を上げていっているんですね。なので、自分が教わった通り、言葉/口語で何とか言って聞かせようとするんですが、実は研究では90%以上の人間同士のコミュニケーションは言葉を用いない(非言語的な)行動で意思の疎通をしていると言われているんです。
なので、この子の場合「言われても」「できない」ので、言われ続ければ続けるほど悪い人間関係に陥ってしまうと言う悪循環だった訳です。
この何も言わない方法を始めて数か月でこの子の問題行動は激減し、集団行動も出来るようになりました。
ここに来るまでには、私達の汗と血と涙と忍耐と。。。
なーんて、それだけじゃなく、スタッフの愛情とユーモアですね、決め手は✨😊✨
やっぱり、私も一緒に楽しんで、そうするとスタッフが楽しくなって、で、終いには子供達が楽しんじゃうと言う「楽しいの連鎖」。
私のモットーです🙆🏻♀️🙆🏻♀️🙆🏻♀️
また明日ー👋