無言で教える
この子は、いつでも真逆の事をしたがるんですよ。
私「行くよ〜!」
子「やだっ!」
私「みんなの所に行こ!」
子「やだっ!」
私「みんな楽しそうだよ!あっち行こ!」
子「やだっ!」
私「これやるよ〜!」
子「やだっ!」
私「これなあに?」
子「やだっ!」
毎日こんなやり取りが物凄い沢山あって。
どうしたもんかと思っていたんです。
しかも、ある日 その子が全然言う事を聞かないもんで、しかもちょっとずつ遠ざかってるし。
そしたらスタッフ二人の挟み撃ちにあっちゃって。。。
で、その子は超怒り狂って物とか投げてきて。
とっさに今までの事と、この目の前で起きている行動を自分なりに分析してみたんです。
でね、私 分かっちゃったんですよ 何でこうなのか✨
それで、
私「ちよっと待って〜!」
って全部止めて、周りにいた人みんなに、
「一回全部止めよ。みんなそれぞれに戻って、一旦その子から離れよー。」
って言ったんです。
その時の周りの顔ったら🤣
「は????」
ですよねー!(爆)
子供が暴れている最中に一旦引くってね。
で、全員離れたところで、
その子の所に私登場✨
私「来る?」
子「やだっ!」私{だよね}
私「あっそ、じゃ!先に行ってるね。」
と言って、その場を去ってみました。
案の定、その子は大体20秒くらいかな、したら着いてきました😆
✌️✌️
恐らく何が起きていたかと言うと、
1、何かしらの指示が出る。
2、まだ考え中な辺りでまた同じ事を言われる。
3、何か言おうとした辺りでまた同じ事をいわれる。
4、考え中だし、なんて言っていいかよく分からないのでとりあえず「やだ」と言ってみる。
5、更に輪をかけて何か言われる。
この時点で何を指示されていたかすら分からなくなる。
6、ので、「やだっ!」を繰り返す。
と言う悪循環だったのかもしれません。
だから、バツっと切ってみました😆
その日から
1、指示は一応出す。
2、やだっ!と言われる。
3、「はーい、じゃ 先行ってるね!」など言ってその場を去る。
4、待つ。
5、来たら、「わー!!来てくれたの〜〜!!」と言う。
6、これを繰り返す。
です。
ポイントは、この方法を何度もやる事と、やらなければいけない事を押し付けない事と、
言葉で説明する事を諦めること。
だって、言ったってどうせやんないんだから、だったら言わない方がいい。
言えば言うほど、「一旦拒否」る行動が上手になる😅んですよ!
どんな時もいつも一人で少し離れているところにいたその子は、気が付けばもうみんなと一緒にいれるようになっていました。
恐らくその子は常に周りから
「あれやれこれやれ!」
って言われていたんでしょうね。
初めに何かを言われた時に、「一度拒否」をすると言う行動が習慣化していたのでしょう。
何を言われているのか、何を聞かれているのかを理解する前にとりあえず「やだっ!」って言っていたんでしょうね。
「この子はこう言う子だから。何でも嫌がる子なの。」
とレッテルを貼られていたんですが、その「レッテル」は周りが無意識に作り上げてしまっていたのかもしれません。
その子は別に一人でいたい訳でも、一々拒否をしたい訳でもなく、ある特定の環境で、そう言う行動になっていた。
人間って喋れる人が大半じゃないですか。
だから「言って聞かせる」方法が大半なんですね。
とってもいい方法だと思うんですよ。それも大事だと思います。
だからこそ、「言ったら聞いてくれる」と言う行動まで持って行ってあげないと、その子は人間社会では生きていけない。
この子の場合の最終目標は、
私「じゃあ、行くよー!」
子「はーい」
です。この段階ではまだ「指示ってそんなに悪じゃないよ」って言うことを教え直してるんですね。
「無言で教える」方法って結構効果がありましたって言う一例でした。
こちらは今23時40分です。そろそろ寝ます。明後日やっと旦那さん帰って来ます。
よし、奴が帰って来たらとりあえず、子供の歯磨きと保育園の送り迎えはやってもーらお!